NEW スズキ スイフト スポーツ 5F ですが、今年の5月24日にマイナーチェンジを行なった際、トランスミッションのギア比がクロス化されて、ファイナルレシオ(デフのギア比)が下げられたとのことだったので、マイナーチェンジ前のモデルと、どのような違いがあるのか比較する意味で乗ってみました。
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一人で試乗して来て良いとのことだったので、リラックスして運転出来たのですが、発進してみて、すぐにマイナーチェンジ前のスイフト スポーツとの違いを感じました。
マイナーチェンジ前のスイフト スポーツは、マニュアルシフト、オートマチックに関係なく、ラフにアクセルを踏み込むと飛び出すような挙動を見せたのですが、今回ファイナルレシオを下げたことで、低速時の繋がりが改善されたらしく、飛び出すような挙動は全く見られませんでした。
その後、ユックリと街中を流したのですが、マイナーチェンジ前のように、ユックリ走っていることに、もどかしさを感じることが無く、平常心で運転することが出来ました。
しかしそれが良かったかと言うと、個人的には不満でしたね。
マイナーチェンジ前のように、走れ走れと急かされるようなキャラクターが好みなので、マイナーチェンジ後のお行儀良く躾けられた味付けに、物足りなさを感じたのです。
アクセルを踏めば、元気に突き進んで行くことは出来るのですが、普段が大人しいので、アクセルを踏むことに躊躇いが出てしまい、クルマを楽しむことに気が引けてしまうのです。
環境のことを考えたり、安全性を考えるのならば、大人しい運転を要求する性格になっていることは、本当ならば褒め称えることかも知れませんが、『スポーツタイプのクルマを買った!!』という喜びを感じたくてスイフト スポーツを買ったとしたら、肩透かしを食らってしまうかも知れません。
しかもタチが悪いことに、アクセルを踏み込んでも、以前のような強力な加速感が無くて、トキメキが感じられないのです。
ジャジャ馬を押さえ付ける楽しみまで、躾けられてしまったようで、トータル的に早いことは早いのですが、無機質に早いだけで、楽しさの演出が半減してしまった気がします。
コンパクトなスポーツタイプのクルマが好きで、スイフト スポーツが国産車の中で一番のお気に入りだったので、おのずと厳しい意見になってしまいましたが、今回試乗したクルマが、走行距離476kmの、マッサラの新車だったので、もう少し当たりが付いてくれば、乗り味も変わって来るかも知れませんので、実際に購入する場合には、当たりが付いて来たクルマにも乗る必要があるでしょうね。
今回試乗したのは、スイフト スポーツの、メーカーセットオプション車だったのですが、レカロシートの収まりは良かったのですが、今まで感じなかった背中の当たりがありました。
ちょうどロゴが入った部分なのですが、妙に背中が押される感じがあって、完全に体をシートに預けると、当たりが気になるのです。
自分は身長が174.5cmなので、平均身長から逸脱しているわけでは無いと思いますが、背中の中間部が押される感じが、ちょっと嫌だったので、こちらも走り込んだクルマで確認しないと正確な判断は難しいですね。
適度にヤレてしまえば、気にならなくなるかも知れないので。
今回のマイナーチェンジで、リアシートのたたみ方が変わりましたが、従来と比較して、どちらが良いかというと、収納スペースの使い方次第としか言いようが無いですね。
従来のダブルフォールディングタイプなら、リアシートの座面を持ち上げることで、背丈のある荷物を余裕で積むことが出来ましたけど、折りたたんだリアシートの厚みで、荷室の奥行き方向が狭まっていました。
今回のシングルフォールディングタイプなら、リアシートが床面に格納されるので、荷室の奥行きが狭まることはありませんが、背丈のある荷物を積もうとした場合、格納したリアシート分だけ床が高くなっているので、従来よりも背丈があるものは積めなくなっています。
どちらも一長一短あるので、一概にどちらが良いとは言えませんから、どんな荷物を積むのか、購入する方の使い方次第でしょうね。
今回のマイナーチェンジで、リアシートの格納が、シングルフォールディングに変わったお陰で、バックドアの敷居とリアシートの背面の高さを繋ぐボードが新設されて、バックドアの敷居から段差なしに荷室が広がりましたが、ただ単に荷室の仕切り方が変わっただけなので、好み次第といったところでしょう。
それとボードの下に、広いサブトランクが出来ましたが、相変わらずスペアタイヤが無く、パンク修理キットを装備しているので、この点が個人的には賛成しかねます。
最近では滅多にパンクすることがありませんので、スペアタイヤが無駄になることは分かるのですが、だからと言って、実際にパンクしてしまった場合、昔のように単純な理由でパンクするよりも、深刻な理由でパンクすることの方が多くなった気がします。
路面に落ちている鋭利な異物でパンクすることは、近年路面が綺麗になってきたお陰で滅多になくなりましたが、運転のミスで縁石に乗り上げて、ホイールごと壊してパンクしまうといった比率が、高くなってしまった気がするのです。
ホイールを壊してパンクしてしまった場合、パンク修理キットだけでは対処出来なくなってしまいますので、自分としてはスペアタイヤは積んでいて欲しいんですよね。
スペアタイヤは、廃車になるまで使わない装備になりつつありますが、事故によるパンクを完全に防げるとは言い切れないので、今回のマイナーチェンジでサブトランクを新設するのでしたら、スペアタイヤを装備して欲しかったですね。
スイフト スポーツの装備表を見ると、スペアタイヤの欄に注意書きで、パンク修理キットについては、販売店に問い合わせ下さいとあるので、何か対処の仕方があるのかも知れませんが、期待は出来ないでしょうね。
今回の試乗で、ずいぶん性格が大人しくなってしまった気がするので、今までのように国産車の中で一番欲しいクルマとは言えなくなってしまった気がします。
30分。20km程度の試乗だったので、もうちょっと乗らないと分からない面があると思いますが、今回の試乗で気持ちが冷めてしまったのも正直なところです。
最近ホンダ フィットがモデルチェンジして、1.5リットル車の性能がアップしたとのことが報道されているので、マニュアル車の試乗車があったら、試乗してみようと思います。
ただ、あまりスポーツに特化してない様子なので、期待はしてませんが。
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